I今を去る約700年の昔、日蓮大聖人の弟子 日興上人により駿河北山の里 重須丸山の地に本門戒壇が創設されました。
その堂宇の一隔に本化垂迹堂を建立して天照大神を祭祀しました。
重須孝行太鼓(おもすこうこうたいこ)はその縁起を祝福する為の奉納太鼓の音曲を起源とし、絶えることなく心ある土地の人々により伝承されてきたものがその源流と言われています。
孝とは高なり。天高けれども孝よりは高からず。
孝とは厚なり。地厚けれども孝よりは厚からず。
を念頭に、主・師・親の三徳を尊ぶことを何よりの生活信条とし、心に刻み打ち鳴らす太鼓であります。そしてこれをより親しみ易い様、アレンジ・振り付けしたものがかく言う重須孝行太鼓です。
何よりも、親孝行の出来る子になれ、
富士山に届け、響け、命のリズム
という熱い願いを込めて、命名された由緒ある太鼓です。
この重須孝行太鼓という伝統ある楽曲を伝承する本門寺重須孝行太鼓保存会は富士宮市北山を活動拠点としています。
「地域に根付き、地域に愛され、地域のために活動する」事を念頭に、さまざまな行事・イベントにて演奏させていただいております。
当保存会では大人から子供までの幅広い世代が打ち手や運営側として、ささえ合いながら活動しています。練習時には「みんなが師匠・みんなが弟子」の考えのもと、指導者や上達者を中心に「教え合う」練習に励んでいます。
私たちは活動を通じて太鼓だけではなく「何かに一生懸命打ち込める人間に育ってほしい」、また和太鼓という日本の伝統文化を通じ年齢を問わず人と接し、その中で「礼儀」や「人と協力する大切さ」等を各々学び、日々の生活に活かしてほしいと心より願っている次第です。
About us
本門寺重須孝行太鼓保存会は
1976年に
静岡県富士宮市で生まれた
歴史と由緒ある和太鼓保存会です。